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お知らせ

「あまとみトレイル」誕生記念トークイベント開催(22.1.6追記)

あまとみトレイル誕生記念トークイベントを開催&トレ研チャンネルにてライブ配信を行います。
日 時:令和3年12月12日(日)13:00~16:00
*後ほどアーカイブでもご覧いただけます。
会 場:信濃町総合会館 / Youtube 同時開催
参加費:無料
申込先:amatomi.tc@gmail.com
配信先:

詳細は下記リンクのチラシをご覧ください。
あまとみトレイルトークイベントチラシ

YouTube/トレ研チャンネルへのリンクはこちら

 

「あまとみトレイル」誕生記念トークイベントのYouTubeライブ中にいただいたコメントについて当日お答えができませんでしたので、改めてお答えさせていただきました。YouTubeページのコメント欄にも同内容の記載がございますが、こちらでも記載させていただきます。
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こちらにお越しいただいた皆様。
トレ件チャンネルをご覧くださいましてありがとうございます。
「あまとみトレイル」誕生記念トークイベントに当日ご参加いただいた中からご質問をいただいておりました。本来であれば当日にお答えをするべきでしたが、お答えができませんでした。大変申し訳ございませんでした。あまとみトレイル関係者の皆さんにも一緒に考えていただきましたので、改めてご返答をさせていただきます。

1、tokotapeace
​あまとみトレイル開通おめでとうございます。春先のトレイル整備などボランティア募集あれば参加したいです。情報などありましたら告知お願いします

答え:ありがとうございます。告知の件、承知しました。今後あまとみトレイルクラブの正式な立ち上げに合わせて、HPやSNS等の開設を検討しております。その際には、整備等に関する告知もそれら媒体を通じて行う予定です。その際はぜひご協力いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

2、tokotapeace
​あまとみトレイルのオススメの食べ物が知りたいです🙋♂善光寺→八幡屋礒五郎 戸隠→そば 黒姫・笹ヶ峰→根曲竹 野尻湖→うなぎ・わかさぎ

答え:とても良くご存知ですね。ありがとうございます!
長野市は「お焼き」
戸隠は「蕎麦」
信濃町はシーズンありますが「焼きトウモロコシ」「ぼたごしょう」
妙高市は「笹ずし」「かんずり」
登壇者の清田さんの発表の中にも多数登場しましたが、全線にわたり各地で美味しいソフトクリームもございます(笑)。最近では地ビール盛んに作られていますので、ぜひお越しの際にはご賞味戴ければと思います。
*地域の人であるあまとみトレイルクラブの皆さんからお教えいただきました

3、hagi
​土地勘がないのでルート上の積雪状況など知りたいです!よろしくお願いします!

答え:豪雪地域が含まれます。笹ヶ峰は少ない年でも3mを超える積雪となり北斜面は5月後半でも雪が残る年があります。杉野沢ー笹ヶ峰間の県道が例年11月中旬から4月後半まで閉鎖となり緊急時の対応が難しくなるので、4月後半のルート確認後から11月中旬が基本的にはハイキングシーズンと考えています。
その年の積雪状況については、今後あまとみトレイルクラブの正式な立ち上げに合わせて予定しております、HPやSNS等を通しての発信も検討しております。また各自治体HPや各観光協会HPなどもご参考にしていただければと思います。

4、monmon
​トレイル上にあるテント場の数など、宿泊先について教えていただけたら嬉しいです!

答え:キャンプ場または沿線には複数の宿泊施設があります。
キャンプ場については公設私設がありますので、そちらをご利用いただけます。
飯綱高原キャンプ場
戸隠キャンプ場
戸隠イースタンキャンプ場
笹ヶ峰高原キャンプ場
湖楽園キャンプ場
やすらぎの森オートキャンプ場
野尻湖カームフォレストキャンプ場
ノジリレイクリゾート
宿の情報については、宿泊施設エリア(長野市、戸隠、杉野沢、いもり池、野尻湖、斑尾)の関係観光協会HPなどを参考にしていただければと思います。

今後販売を予定しております「あまとみトレイルマップ」にも全ての情報は載せられませんが、計画上重要な沿線にある宿泊施設(キャンプ場や宿等)は掲載することも検討しております。
ハイカーのみなさまが楽しく計画し、歩けるようなサポート情報については一歩ずつ更新していきたいと思います。

5、Masako Vierstraete
​monmonさんとの質問と同様ですが、トレイル上であるキャンプ場、テント場、避難小屋など「野宿」ができる場所はどこか、またそれ以外の場所での野宿についてのトレイルとしての基本姿勢はどうであるのかを教えて下さい。
​上の質問の理由は、最初にそれをはっきりさせておかないと、いずれ多くの人達が訪れるようになった時に、特に野宿どこでもオッケーな文化から来ている方たちだと、どこでも野宿をし始める、そしてそれがいずれは地域の人たちの間で問題になっていくからです。
​熊野古道のように、定められた野営地いがいでは野宿は絶対に禁止という風に謳っている場所もあります。四国は基本的には寛容ですが、それが今徐々に問題になっていっています。
​外国人さん達に国内の様々なトレイルのことを宣伝したりするときでも、真っ先に聞かれるのは、「野宿おっけー?」です。それを伝える側の私達が同じ理解をしていなければ、バラバラで不正確な情報を伝えることになるので、よろしくおねがいします。

hagi
​masakoさんの質問に付け加えますが、幕営地の少なさは選択肢の少なさに直結し、ハイカーの危険に繋がることもあると思います。日本のトレイルの関係者様がおられますので、その辺の考えを聞いてみたいです!

答え:非常に難しい件ですね(笑)トレ研としての立場からお答えいたします。
野宿は基本的に、警察や役場、地域住民に確認をして許可された場所で行ってください。最初から不可ではありませんが、許可されていないところでは野宿をしないということもハイカーとしてのマナーだと考えています。ぜひ計画的なハイキングをお願いいたします。(ただし、緊急時のビバークは命を守ることですので、問題無いと考えています)
また長野県は自然公園内での決められた野営地以外の幕営を原則禁止しています(https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/koen/zyouhou.html)。自治体や公園(国立公園や県立公園)によってルールも異なりますので、それぞれの場所で確認が必要となりますので合わせてご理解いただきますと幸いです。

一例ですが、みちのく潮風トレイルではハイカーが野宿の場所を尋ねることがひとつのきっかけとなり、ハイカーが地域住民と交流することにも繋がっています。その結果地域によっては「ハイカーのためにテントを張れる場所を整備」してくれたり「使わなくなったしいたけ小屋をハイカーが休憩や泊まれるよう清掃」してくれたり、といった取り組みがなされています。

みなさまにはご心配いただき、本当に感謝いたします。地域のみなさん、自治体や協議会、トレイルクラブのみなさんと一緒に今後検討していくべき課題だと思っております。最初からルールがしっかりと決まれば良いのですが、私達としましては「禁止」にしたくないからこそ、地域の方達に理解していただく取り組みを行っていくつもりです。そのためにはまずは歩く人が増えなければと思います。目に見えてハイカーが歩かなければ、地域の方達も話の場に上がってくれないのが現状です。アメリカでは100年もロングトレイルが続いています。日本では長距離自然歩道は50年の歴史があるものの、実際にハイカーやそれを取り巻く問題に真剣に取り組む人たちが出てきたのは、まだこの15年ほどです。
だからこそたくさんの課題はありますが、トレイルに関わる多くのみなさまと、それぞれの地域に合った形を作るための話し合い、取り組みをしていきたいと思っています。ぜひ今後ともみなさんのご協力をお願いしたく思います。みちのく潮風トレイル憲章には、「みんなで育てる道とします」とありますが、これはどのトレイルにも当てはまることだと思います。
みなさんにも、一緒にあまとみトレイルを育てていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

6、tokotapeace
​あまとみトレイル、ハイカーの注意点は。「熊」戸隠〜笹ヶ峰は気をつけた方がいいです。時期によっては絶対に野宿はしたくない笑

答え:動物で言えば、ご指摘の通り熊にはご注意いただければと思います。時期では蜂などの昆虫もですが、それに関してはあまとみトレイルに限ったことではありませんので、自然の中に入る際に気をつけるべきことだと考え、歩いていただければと思います。
ルートに関してですと、長野から戸隠牧場までは比較的舗装路も多く、未舗装路区間もそれほど難易度は高くないと言えます。アップダウンが無いわけではありません。
戸隠牧場〜笹ヶ峰〜苗名滝は一転「登山」になりますので、登山の知識や装備、心構えを持っていただきたいと思います。
苗名滝〜野尻湖〜荒瀬原まではアップダウンはありますが、舗装路が多く、未舗装路区間もそれほど難易度は高くないと言えます。
荒瀬原から斑尾山は本格的な登山です、標高も一気に上がります。十分な準備をしていただければと思います。
日本のトレイルの多くは、市街地から標高の高い山までも入る、変化に富んだ、幅の広さが一つの特徴と言えます。ですので、ハイカーの方にはその環境に対応する幅の広さが重要となります。

以上となります。
まだ歩き出したばかりのトレイルです。先行事例としてのトレイルがありますが、「歩く旅としての文化」はまだまだ日本では根付いているとは言えません。たくさんの課題が長らく解決されていないように感じることもあると思いますが、確実に進んでいると確信しております。
ですがその歩みはハイキングと同じく一歩一歩です。ですので、なかなか進んでいるようには見えないこともありますが「気づいてみたらこんな遠くまで歩いてきたんだな」と思えるように活動を続けていきたいと思います。これからも皆さんと一緒にトレイル文化、ハイキング文化を育てていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

トレ研代表 長谷川 晋

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